これから、このブログで日本の中小企業が良くなるお手伝いができるような情報を発信していきたいと思います。

今、私がお手伝いさせていただいている企業は小さな企業が多くて、この冷え切った景気の中、非常に頑張っておられます。

もともと、アパレル関連の仕事をさせていただいていたので、ファッションに関係のあるお客様が多かったのですが、今は、ファッション関連は、ユニクロさんやポイントさんなど、若い人をターゲットにした大きなＳＰＡ（製造小売）にお客様を奪われ、どこも厳しく、なかなか仕事にならなくなりました。
一方で、ファッション関連ということで、少しずつ、美容業のクライアントが増えてきています。（今、美容室は、全国に２２万店舗もあると言われています）

　仕事の内容は、マーケティング関係の仕事が中心ですので、多店舗展開している企業の出店計画や、商品開発の市場調査なども多く行っています。
　しかし、最近では、どうやったらお客様が来るのか、すぐ現場で役に立つ戦略の提案が多くなってきました。
　調査はしたいのですが、その経費があれば、すぐ効果のある販促にお金を使いたいという気分が充満していて、最初の戦略立案の話が少なくなってきています。
　私の仕事のスタンスは、「現場で役に立つ」ですので、結局は、販促や人の運営の所を綿密に提案・支援するのですが、どうも、最近おかしいです。
　最初の、戦略、いや、その先の理念まで、改めて調査しながら見直さないと、現場での戦術が浮ついたものになってしまい、結局、やったけど効果が少ないという循環に陥ります。
　やはり、いくらすぐ使えるからといって、上位の概念の構築を絶対に疎かにしてはいけないと改めて感じます。

　都内にある某美容室を支援させていただいていますが、ここにきて、やっと浮上してきました。売上減少が続きましたが、きちっと顧客の調査し、外部の競合などを調べ、自分たちの強みを最大限に表現できる「理念」を構築しました。それに基づき、ホームページを立ち上げ、いろんな人の協力を得ながら、効果的なホームページの作成に成功しました。

　今、もし、このホームページがなかったらと、ぞっとします。

　あまり新規のお客様が来なかったお店ですが、ホームページを見て来るようになりました。作る前の３倍です。（もともと少ないのでびっくりする数ではないのですが）

　看板も１５万円掛けて、リニューアルしました。コンセプトに基づいてつくりました。それで、フリーのお客様も増えました。

ただ、ホームページ作る、ただ看板を新しいものにするでは、こんなに効果はなかったと思います。

　如何に「理念」の再構築が大切か。

　ここまで消費が冷え込むと、今までの普通のことをしているだけではなかなかお客様はきてくれません。

　正しい理念を構築し、従業員全員で本気にならないと上手くいかない時代が本当にきてしまったと思います。

　正しい理念の構築とは何か。

　改めて、次回のブログで言っていきたいと思います。

　


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