北京のサービス業 2

こんにちは。

RINです。

今日もあなたとここで出逢えたご縁に感謝です。

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登場人物

・ある男
・年下の彼の友人S
・洗車サービス事業を始めたというSの友人H



北京で一番のショップ街
北京最大の繁華街 王府井(ワンフーチン)

そのど真ん中

東京でいえば青山・表参道

大阪でいえば心斎橋とアメリカ村

これらを

全部足して

名古屋の金山で割ったような街



H馴染みのご飯屋さん

当たり前だがここは中華料理だ。


昨夜

ホテル近くの街並みに

(浪速料理)の看板を見つけて入ってみた。

結果、

2度と行くか! ウマしか野郎であった。



だからちょっとここは期待している

余談だが

宿泊したホテルのお風呂の水は赤茶けていたし

購入したミネラルウォーターのペットボトルの蓋は

普段通りクルクル回している内に

いつも聞いているカチッという音もすることなく

開いてしまった。

私の口も開いてしまった。



これ、容器は再利用で、

中身は水道水なの!?・・・ですか。

水道水ならまだ良いのだが・・・・。

ラベルにはミネラルウォーターと大きく明記!


共産党さーーーん。

公安を呼ぶぞ!




食事の後

Hから面白く興味深い話を聞いた

何でも洗車サービスの要員として

中国西部出身の男を4・5人雇い入れたときの話。



ようやっと仕事に慣れてた頃

ある日、Hは彼らの普段の労をねぎらおうと

事務所を兼用している

定宿のホテルの自室に招いたというのだ。


ところが

約束の時刻になっても誰一人も現れない

10分、15分・・・

まだ来ない。

ちょうど20分を過ぎたころ

Hは彼らを探すために

ホテルフロントのある1階に降り外に出ようとした

その時である

彼の眼にある光景が映った。



ガラス越しに見える

ホテルの外周を一団となって移動する

今日招いた洗車サービスの要員たち



しばらく観察すると

どうやら

どうやら・・、

ホテルの玄関を、

いや、入口を探しているようである。



ここのホテル玄関は

日本でもよくある

大きなガラスで出来た

スライド式の2重構造の自動ドアであった。


センサーが反応

自動的にドアが開閉。

日本ではごくごく当たり前の普通のドアである。



ようやく見つけた

自動ドア付近を

リーダー格の男が先頭を切って

行ったり来たりしている

手を上げたりもしている。



ホテルのドアマンが内側から

そのリーダー格の男に注目しだした

一般の現地労働者はめったにホテルに入れない

ここの宿泊者はほとんど外国人だ



今度は片足を上げた


ホテルのドアマンが内線電話に手を掛けた


「まずい!」とHが判断し

次に直感した

「迂闊だった。迎えに行くべきだった。」




「自動ドアを知らないんだ!!!」



「待て、公安を呼ぶな。」


そう叫びながらHは自動ドアに突進していった。


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ではでは。 (!・・)


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